2020-055
ウィザード・オブ・ライズ
2008年に実際にあった、金融界での詐欺事件をもとにした話。
バーナード・マドフ(デ・ニーロ)は証券会社のオーナーだけでなく、NASDACを創設して、アメリカの金融機関の業界団体の代表を歴代勤めてきた大物。
誰もが信用するに足る人物が、独断で詐欺行為を行い650億ドルもの資産を搾取した事実を家族に打ち明け自首するという。
家族にとっては寝耳に水な話しなんだけど、捜査に来たFBIとかに奥さんやら息子たちが「私は知らなかった」と言っても誰も信じず、世論は家族を袋叩きにするありさま。
自身で有罪を主張したデ・ニーロは懲役150年の刑になるんだけど、残された家族は散々で、重圧に耐えきれなくなった息子は自殺、奥さんも旦那と縁を切ってデ・ニーロは電話にも出てもらえず・・・ということ家庭は崩壊。
「で、どうなったの?」というと、これが「どうなったか」という結末がないままで映画はおしまい。
事実としては「こういうことがあった」ということなんだろうけど、映画にする以上は何らかの結末が欲しかった。
最後は、どっかの記者が刑務所内でインタビューしているとき、質問してくる記者に「質問させてくれ、私の心は破綻しているか?」って聞いて、沈黙するシーンで終わるんだがね・・・・これでエンドロール。
「え?それでおしまい?」って思うわな(´-ω-`)
最後以外はとても興味深くて面白かったんだけどね、最後だけが後味が悪い映画だった。
トレーラー
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