2018-119
インサイダーズ 内部者たち
2016年に見なかったやつ。
韓国人には本当に腹が立つ。慰安婦像問題も前の大統領も。
しかし、映画とかドラマのクオリティが高いのは認めざるを得ない。
登場人物は、検事、大統領候補の議員、自動車メーカー会長、ナントカ日報主筆(ナベツネみたいなもん)、そして汚れ役というか暴力関係担当のビョンホン。
結構入り組んでいるので説明が難しいんだがね・・・
えーっと、議員と会長と主筆はグルなのね。会長は議員に献金をし、議員は大統領選を狙い、主筆はメディアの力で世論をコントロールしている。
一方、ビョンホンはこの主筆を「義兄弟」的に信頼してるんだが、この主筆がものすごく悪いやつ。
検事はここら辺を暴こうとしているんだけど、コネとか支持者とか何もバックグラウンドがないので非常に苦労する。
ある時、ビョンホンが裏金の帳簿を手に入れるんだけど良かれと思ってそのコピーを義兄弟の主筆に渡すんだが、これが裏目に出て主筆は裏切ってその帳簿を議員の側近に渡しちゃう。
怒った議員の側近はビョンホンをさらって右手を切り落としちゃう。
それでもまだ主筆を信頼しているビョンホンはなにかと主筆に情報を持っていくんだけど、ことごとく握りつぶされる。
さて、それを知った検事はビョンホンと手を組んで告発しようとするんだが、またしてもメディアの力で封じ込められて、折角の告発も台無しになる。
八方ふさがりになった検事は、自らが「内部者」になることで疑惑の核心に攻め込むんだが、まずはビョンホンの証言をネタに主筆に売り込む。
主筆は表ざたにしないでくれた検事を抱え込もうと議員と会長と主筆で開催している内輪の宴会に検事を招待する・・・
この「内輪の宴会」というのが、裸のコールガールを何人もはべらせての中々のエロイ宴会で、それを検事は盗撮してたんだね。
ということで、その盗撮映像がばらまかれて、万事休す。
緊急会見で事のあらましをぶちまける検事、「私自身が内部者にならなければならなかった」ということで全員の疑惑を告発。
会長は疑惑の解明とかを恐れてよくある「緊急入院」、議員は大統領候補にまでなったものの失墜、主筆は裏切りがばれてビョンホンに返り討ちにあって右手首を切り落とされ・・・
さて、それから6か月後・・・
検事は、盗撮ビデオに自分も映っちゃってたので検事を続けていけなくなったんだろうな、最終的に自分で弁護士事務所を立ち上げ、釈放になったのかそこにビョンホンが現れ、屋上でたばこ吸って談笑して、めでたしめでたし。
最初のうちはだれがどの係なのか、把握するのに戸惑ったけど見ているうちになんとなく把握できてくるし、入り組んだ関係も裏切りの構図もなかなか手の込んだツクリ・・・
「最終的には正義が勝つんだろうな」という予測通りではあるものの、そこに至る経緯が「さて、そっからどーすんだ?」というのを見事に・・・
「見事」かなぁ・・・
・・・まぁ検事が「内部者」になるというのは予想しなかったから「見事」なのかもな。
タイトルで「内部者たち」とか言っちゃってるので、想像ついちゃう人もいるかもしれんが、私的には想像のそとでした。
amazonなので普通の速度で見たんだけど、長く感じることもなく中々に見ごたえのある映画でした。
トレーラー
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