疑惑のチャンピオン
2018-174
疑惑のチャンピオン
2016年に見なかったやつ。
この競技のことは全くと言って知らないのだが、ツール・ド・フランスで偉業の7連覇を達成した、ランス・アームストロングさんのドーピング暴露話。
映画になるくらいだから、単純に「こういうことがありましたとさ」という話しではない。
ランスさんは若い時に清掃癌が脳に転移して、手術や抗がん剤治療で癌を克服してツールに復帰して優勝、そっから7連覇という偉業を遂げたのだけど、その裏でち密なドーピングがなされていた。
検査に引っかからないように、検査前に血を薄めたりとか、冷蔵庫に保存しておいた自分の血液をまた体内に戻すとか、それはもう考えられないようなことまでやってかいくぐってきた。
それを暴こうとする新聞社との裁判にも勝つんだけど、最終的に引退した後に復帰欲が暴走してレースに復帰。
それを良く思わなかった元チームメイトに告発されて事件が明るみにでてしまう・・・
と、簡単にまとめるとこんな話。
デイリースポーツ・・・じゃなくってなんだか忘れたけど、向こうの新聞記者がレポートした原作があって映画化されているので、ドーピングの手法がすごく具体的に映像になってる。
「そこまでして勝ちたいのか?」とも思うけど、ランスさんには「がん患者を支援する」という大義名分があって、実際にそこに支援のお金が流れているのだから難しいところ。
「がん患者を・・・」という大義みたいなものがあるランスに対して、事実を告発して新聞なり手記なりという売り上げを目的とする出版会社。
そこにある程度の不正があったとしても、「大義」に対する世間の評価の方が圧倒的に高いので悩ましいところだよなぁ。
評価は個人差があると思うが、「カネを必要とするところに流す」という部分ではこの人の考え方に間違いはないと思うのだが、それをスポーツという舞台でやったことに関すると、いろんな意見があるのだろうな。
面白かったよ。
トレーラー
https://www.youtube.com/watch?v=vK7ARv-m2_Q
0 件のコメント:
コメントを投稿