2018年9月24日月曜日

ミモザの島に消えた母

ミモザの島に消えた母

2018-242
ミモザの島に消えた母

2016年に見なかったやつ。

さぁて、説明が難しいぞ・・・

主役はアントワーヌという役柄のおっさんとその妹のメラニー・ロラン。

この二人の母親は、事故で30年前に亡くなっている。溺死だったのね。

なぜか30年たって、その死に方に疑問を持ったアントワーヌは、妹の制止を聞かずに死の真相を突き止めようとするんだな。

アントワーヌの背景に結構ドラマがあって、奥さんとは離婚、娘が二人いて「たまに会うことができている」というのはハリウッドの映画なんかでもよく見るパターン。

「じゃあまた2週間後にね」とか言うアレね。

で、アントワーヌは母親の死にトラウマを抱えてて、セラピーなんかにも通っているんだけど、セラピストは「とにかく父親と話せ」というものの、なんとなく話せないでいる状態が続いている。

ある時、思い立って妹と生家を訪ねてみたら昔働いてたメイドのばあさんがいた。

懐かしがりつつも、昔の話・・・お母さんが死んだ話を持ち出すと歯切れが悪くなってますます怪しい。

「事故」でかたずけられたものの「自殺だったのではないか?」と勘繰るアントワーヌ。

そしてその後、お手伝いさんから家に残ってた遺品を渡されるんだが、事故の時にお母さんが身に着けていた時計が出てきて調べてみたら裏に名前の刻印があった。

ジャン・・・なんとか?

アントワーヌは母親とジャンなんとかの不倫の末の自殺ではないかと勘繰るんだけど、お父さんに詰め寄ったら、「それは中古で買ったものだ」とはねつけられる。

さて・・・真相は暗礁に乗り上げる・・・

かと思った時、アントワーヌの娘が自身の性癖(同性愛者)について、メラニーに沿うん段する。

その時メラニーが思い出すんだね、死んだお母さんが人目を忍んでほかの女性とキスしていたことを。

そっからはいもずる式に解明していく。

時計の刻印のジャンはフランス読みで「ジーン」で女性の名前。

死んだおかあさんは絵の先生のジーンと知り合って深い仲になってしまっていた。

ジーンとお母さんは駆け落ちしようとまでしていたんだけど、その当日にお母さんから「やっぱいけない」って手紙をもらってそれっきりになってしまったと。

その手紙を届けた日というのがお母さんが事故で亡くなった日。

ジーンから話を聞くと、義理のお母さんとの仲があまりよくなくて相談を受けてたとか?

長くなるので諸々割愛するけど、結果的にお母さんはジーンと駆け落ちするつもりだったんだけど、仲の悪い義母にばれて、駆け落ちに連れて行こうと思っていた子供たちも先回りして隠されてにっちもさっち行かない状態にされたうえで、無理やりジーンへの手紙を書かされていた。

それでも諦めきれないおかあさんは、島から対岸への満潮の時刻が迫っているにもかかわらず、海に沈みつつある道に車で突っ込んでいく・・・

挙句、翌朝溺死体で発見された・・・という顛末。

さて、この事実を知らされていなかったアントワーヌとメラニーは激怒。

まぁ仕方ないわな、奥さんを追い詰めて結果的に死なせたばあさんの言いなりになってた息子・・・アントワーヌとメラニーの父親ね、このおっさんもどうしようもないけどな。

「隠し事はよくないね」

という話しでした、面白かったよ。

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