2019年1月21日月曜日

愚行録

愚行録
2019-25
愚行録

2017年に見なかったやつ。

はぁ~、なかなか面白いね。

妻夫木君は週刊誌記者、ある一家の惨殺事件を追っている。

一方、満島ひかりは妻夫木君の妹、自分の子供(乳児、娘かな?)の虐待で収監されている。

話しは、お兄ちゃんが妹に面会に行ったところから始まる、ここがポイントなんだよね。

さて、惨殺事件を追っているお兄ちゃんは、被害者の関係者から話を聞きまわって、それが再現ドラマになっている。

被害者(夫)の大学時代の同級生、サークルの仲間、かつての恋人から話を聞いていくんだけど、まぁ大学生ってそんなもんだろ的な大学生。

一方、殺された奥さんも同じ大学の仲間で、ちょっと華があるタイプなんだけど周りの人間を利用して自分の立ち位置を確保するタイプ。

冒頭から「一家殺害事件」なので、ダンナの殺人の巻き添えになったんだろうと見えるんだけど実は違うんだね。

前途のように旦那は大学で女をとっかえひっかえして、きたのでその恨みだろうとの線で取材を続けているように見えるんだけどね。

で、大学時代の人間関係を洗っていくと・・・そこに妹が出てくるんだよね。

まぁ結果を先に行っちゃうと、妹が犯人なのね。

妹はその奥さんにひどい目にあわされたんだよね。

友達のところに連れていくふりして、ほかの男にやらせちゃったりとか。

あるときふと見かけた彼女を尾行していったら、幸せそうに暮らしていたので逆上して・・・ということらしい。

ここら辺まではまだいいんだよ、「ふうん」な話。

裏で進んでいる状況で、その虐待にあった娘が重傷で入院しているんだけど、その虐待の原因を探ろうと精神鑑定とか受けるんだけど、まぁよくある「親が不仲」とか「親にも虐待されてた」とかそういうことが浮かび上がってきて、「ふむふむ・・・それで?」って思うんだけど、最終的にその子供は死んでしまうんだよね。

で、話の流れで「父親は誰だったの?」ってことになるんだけど、妹は絶対に言わないのよ。流れ的には「ひかりの父親が赤ん坊の父親だったのでは?」って勘繰れそうなながれになってるんだけど、それだと見え見えじゃん?

「じゃあその乱暴した男たちか?」というとそうでもない。

まあ消去法で父親は誰かというと、もう妻夫木君しかいないんだけどね。

結局「お兄ちゃんの子供産んじゃった」ということで、冒頭の接見のシーンが生きてくるんだよね。

もう答えわかっちゃってるけど、先に本読んでみたかったかもな。

面白かったよ!

と言っても、答えわかってるミステリなんて誰も見ないだろうけど・・・

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