2018年9月7日金曜日

ダゲレオタイプの女

ダゲレオタイプの女

2018-231
ダゲレオタイプの女

2016年に見なかったやつ。

「ダゲレオタイプ」という言葉を知らなかったのだけど、どうやら大昔の写真の撮影方法・・・「何十分も静止した状態で・・・」というアレをそういうらしい。

で、そのダゲレオに魅了された写真家ステファンの元に助手で応募してきたジャンってーのが、まぁほぼ主役。

ジャンは写真の経験もなく興味本位で応募してきた、まぁ言ってみればフリーターのような男。

ステファンはそのダゲレオで娘のマリーの写真を撮っているんだけど、園まりーのお母さんはお父さんの写真のモデルで気が狂って自殺したらしい。

そこでやめておけばいいものを、もう全く気が狂ったお父さんは娘に筋弛緩剤とか投与しながら写真を撮り続けている。

ある時、ジャンはカフェでステファンの仲間とばったり会うんだけど、「ステファンの家を買いたいという業者がいてね・・・」という話しを持ち掛ける。

「何とか説得してみよう」ということで、不動産業者と引き合わせるんだけど、ステファンは怒り狂って追い返してしまう。

と、そこで一旦は話が収束しかけたんだけど、今度はマリーが倒れてしまって慌てたジャンは病院へ急遽搬送・・・・

と、搬送している途中でマリーが気が付いて「お家へ帰りましょうよ」とか言い出す。

この辺でもうおかしいんで「あぁ、マリーは死んでしまったんだな」ということに見ているこっちは気づく。

さて、マリーが死んでしまったと嘆くステファンにジャンとマリー(この後は亡霊)は話し合って「マリーが死んだと信じ込ませれば家を売るかもしれない」と策を弄する。

「屋敷を売ろうじゃないか」と話を持ち掛けるジャンと、家に現れる奥さんと娘の亡霊にとうとうステファンは自殺。

さぁていよいよ二人は晴れて結ばれる・・・ということで、ジャンとマリーは通りすがりの教会で二人きりで結婚式を挙げる。

が、神父さんがそこで見たのはジャン一人。

「さて、これからどこへ行こうか・・・」と車の運転席から話しかける、ジャンの助手席には誰もいないんだけど・・・・

という話し。

まぁなんかとちゅうで「これって死んでるんでしょ?」というのは誰が見てもわかる状態で、そのまま延々と話は続いていくんだけど、たぶんそういうところが「どっきりな切り口」ではないので、「それはそれ」としてみればいいのだと思う。

トレーラーはホラーっぽいけど、別にホラーな要素はなくて普通に面白い。

トレーラー

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