2018-45
アメリカン・ドリーマー 理想の代償
2015年に見なかったやつ。
はぁ~、なかなか面白い!
主役のオスカーアイザックは、ニューヨークで石油ビジネスを拡大してきた実業家。
そのオスカーが、いよいよ事業を拡大するための土地を手に入れるべく、港にある狙っていた土地の手付けを打つところから話が始まる。
手付金は、まぁたぶん数千万ドル。
手付けを打ってから30日以内に残金を支払わないと、取引は無効となって手付金も戻ってこない。
銀行からは融資の約束は取り付けているものの、オスカーを取り巻く環境が、オスカーの足を引っ張り続ける。
一つは石油の輸送車を襲う強奪事件。
運転手の組合は「銃で武装させてくれ」と頼むものの、「あくまでもクリーン」にこだわるオスカーはそれを許さず、勝手に武装した社員が発砲事件を起こす。
「会社は指示していない」と主張するが、銀行は融資から手を引くことに。
残金をあと数日で支払わなければならない状況に陥ってオスカーは奔走。
弟と共同で所有するアパートを売る承諾を弟にもらい、競合する会社の言い値で融資の協力を頼み・・・
それでも足りずに「万事休すか!」というときに奥さんが「内緒で貯金してたの」ということで溜めてたお金は、何と会社の利益を隠して裏金を作っていたということで、「あくまでクリーン」にこだわっていたオスカーは「俺を刑務所域にするつもりか!」とキレるものの、結果的にその金で救われる。
最終的に、オスカーのガソリンを盗んでた連中も判明して、まあなんとか無事契約の残金を払い終えてめでたしめでたしなんだけど、時代背景のせいか色々とスリリング。
原題は「A Most Violent Year」最も暴力的な年ということで、ニューヨークが一番荒れていた年だそうだ。
まぁよくそんな中で事業やったり家庭持ったりしようと思うよな。
「移民」って設定だから「アメリカンドリーム」を求めてやってきてしゃにむに働いて・・・ってことなんだろうけどね。
「高潔でいよう」という気持ちはとてもよくわかるよ、でもきっとクリーンでいたら何事もうまくいかない時代と場所だったんだろうな。
そして俺を見ている俺は「そこまでしてビジネス的な成功にしがみつかなくっても・・・」と思っちゃうよなぁ、「成功ってそれぞれ」だからね。
たまにはこういう映画もいいね、面白かったよ。
トレーラー
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