2020-003
ウインド・リバー
2018年に見なかったやつ。
実話をベースにした映画。
「実話」というより「事実こんなことが起きている」という社会的背景だな。
ネイティブアメリカン・・・いわゆるインディアンの失踪事件が多いらしいんだけど、そこ深く切り込んだ話。
ジェレミー・レナーはワイオミング州ウインド・リバー地域のハンター、家畜などを荒らす鵜阿世動物を処理する仕事をしている。
ある日、インディアン居住地区から通報があって、家畜を食い荒らすコヨーテかなんかを駆除してくれと依頼を受けて足跡をたどっていったら、そこに行き倒れて死んでいる女性の死体が。
FBIに通報して調査したらどうやらレイプされた形跡があるんだけど、死因はマイナス20度の冷気を吸い込んだことで肺から出血した血液で窒息したとのことで、因果関係はあるものの、殺人事件として扱うことができないとか。
納得いかないじゃレミーとFBIの捜査官は、被害者と関係のある人間から調べていったらどうやら観測所の男と付き合っていたらしい。
ということで、観測所の男を探したら山の中で死体で見つかった、死因は殴り殺されたっぽい。
観測所の仲間から事情を聴こうと、観測所に行ったら案の定ガラの悪い奴ら。
結果的に、やつらが彼女をレイプしている最中に彼氏が抵抗しているうちに逃げられたんだけど、走って逃げている最中に・・・ということだったらしい。
犯人連中と銃撃戦の挙句、最後の一人を生きたまま雪山の中に連れ出したジェレミーは、「正直に話せば解放してやるということで事のいきさつを知る。
約束通り開放するんだけど、「彼女のように走って逃げろ」というジェレミーの言葉に走って逃げた男は、彼女のように冷気を吸い込んで倒れて死亡・・・
全然「めでたし」ではないけど、アメリカではインディアンの失踪事件が数ある中で、自治体はその数や実態を把握していないらしいということで、「社会としてどうなんだ?」って意味合いでこんな映画を作ったんだろう。
なるほど・・・とても深刻な問題であるし、こういう社会問題に対して疑問を投げかけるのも映画の一つの役割であるのかもしれないな。
「面白かった」というと語弊もあるだろうけど、娯楽作品としては興味深く拝見しました。
まぁつまりは「面白かった」ということなんだけど(^^;)
トレーラー
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