2019-157
人間の値打ち
2016年に見なかったやつ、今頃やっとDVD借りられた。
冒頭、夜道を走る自転車を追い越そうとした車に対向車が来てすれ違いざまに自転車が倒れて・・・まぁこれがひき逃げ事故で、このあとそれぞれの人物にフォーカスして物語が進んでいくという構成。
第1章は不動産屋のおっさん。
オッサンの娘は富豪の息子と付き合ってる。何とか富豪の仲間に加わりたいオッサンは、娘を送ってきた理由にかこつけて富豪の社長とお近づきになることに成功。
社長のファンドの一因に加えてもらえることも決まったのはいいのだが、出資の最低価格が50万ユーロからとのことで、見栄を張って自分のモノでもない家を担保に銀行から借金。
挙句の果てにファンドは大失敗で90%の下落、70万がたったの7万になってもうやけくそ。
何とか補填しようと富豪の社長に懇願するも「資産の20%を超える投資はできない」というルールを破っていたことがバレて社長激怒、縁を切られる。
第2章は富豪の社長の奥さん。
奥さんは言ってみれば有閑マダム。
ある時つぶれかけた劇場の前を通りかかって、思い付きで劇場の再建を提案して旦那も金出したり協力してくれることになる。
さて、「委員会」みたいなものを立ち上げた奥さんだけど、劇場監督と候補の作品をホームシアター的なところで見ているうちにムラムラ来てやっちゃった。
そこまではよかったんだけど、ダンナが「劇場の再建はできない」とか言い出して、話を聞いたら「ファンドがやばくて・・」って切り出される。
正直にその話を監督に話に行ったらなんだかわからんが逆ギレされて逃げるように帰って来る。
第3章は不動産屋のおっさんの娘。
娘は富豪の息子と付き合っているんだけど、もう別れたいと思っている。
父親のおっさんに彼の家まで送ってもらったんだけど、なんだかわからんがオヤジはなかなか帰ろうとせずに、彼氏のお母さんとかお父さんと話している。
娘は彼に「もう別れよう」と話すんだけどカレは聞き入れてくれず・・・
で、ある時オッサンの後妻、つまり義理のお母さんが働く病院になんか届けに行ったら、そこでルカという少年と出会う。
ルカは家で大麻が発見されて・・・これは実は育ててくれた実の叔父の身代わりになってるんだけど、そのおかげで心療内科通いをさせられている。
娘はルカを気に入り、ルカと付き合うことに・・・といった矢先に元カレの友達から電話で「お前の彼氏が酔っぱらって手が付けられないので何とかしろ」と電話で呼び出され・・・
パーティー会場に行くと泥酔した元カレ、仕方がないので彼女の車に乗せて、元カレの車はルカが運転して富豪家まで送り届けることに・・・
と、ここで冒頭の事故が発生。
元カレは酔っぱらって覚えていなくて、ルカは「俺がやったんだ、どうしよう」と狼狽。
彼女は「アタシたち以外誰も知らないのだから大丈夫よ」と励ますのだが・・・
第4章はまとめ。
不動産屋のおっさんは、娘がルカに宛てたメールをのぞき見したことで犯人の正体を知り、それをネタに富豪の奥さんに支払いを要求。
奥さんは劇場の再建がかなわず、ダンナがそこをマンションにするということでどうやらダンナ経済は回復して持ち直した模様、結果的に破産を逃れる。
ルカは自責の念に駆られて自殺未遂を起こす。そこに駆け付けるカノジョ・・・
最終的にどうなったのかはよくわからないままなのだが、どうやらルカは死なずに済んだようで、刑務所(?)の面会所で彼女と面会するシーンで映画は終了。
めでたしめでたし・・・
かと思ったらエンドロールで余計な追加情報。
「ルカは半年後に出所」
「慰謝料は21万何千ユーロで・・・」
「算出基準は遺族とどうのこうので・・・」
「すなわち人間の値打ちである」
って・・・・
え?慰謝料って、誰が誰に?
何か、かえってよくわからなくなっちゃったんだけど・・・(´・ω・`)
トレーラー
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