2015年1月21日水曜日

ナショナル・ギャラリー 英国の至宝


美術館のドキュメンタリーだと思って見に行った。

「こんな苦労ありまっせ」的な・・・

じゃなかった!

5年くらい前から美術館に行くようになった。

「絵を見る」というのが何か勉強になるんじゃないかと思ってね。

で、絵画に興味を持つようになって5年くらい。

最初は「なんのこっちゃ」と思って見てた絵も、今ではなんとなく・・・

「本当になんとなく」だけど、見れるようになってきた。

で、この映画。

俺は「絵画初心者」なんだけど、それでも面白かった。

なるほどね、「絵が置いてあった場所」とか想像してみるのか・・・

例えばルーベンスのこれ(絵の名前とかわからない)

これは女がスパイで裸で抱きついてる男がサムソンだかで、その強さの秘訣を探り出すために女がサムソンに言い寄ってどうのこうの・・・

って絵らしいんだけど、そもそもどっかの市長の家の暖炉の上に飾るために書かれたんだそうだ。

で、当時の暖炉は人が立って入れるくらいの大きいものでその上に暖炉があって、暖炉の左側に窓がある。

実際にそこに設置して見たらしいんだけど、やはり左側から光が入ることで、左が明るくなって、サムソンを捕らえに来てる警官(?)のところはより暗くなるんだそうだ。

とか!

あと、描かれた絵の裏話的なものとか。

例えばレンブラントのこれ

 真ん中のおじさんがこの絵のX線写真を見せてるのね。

で、驚きなのは、X線写真撮ってわかったのは、下に別の絵が描かれてるの。

別の絵が描かれてるだけじゃなくって、元の絵が描いてあったキャンバスを横にして上から書き重ねてるんだって。

それがX線写真ではっきり見えるの。

こういうのは単純にえを眺めてるだけじゃわからないもんな。



にしても美術館の人たちもそうだし、その仲間(?)もそうだけど、まぁ絵についてよく喋る。

俺が音楽のこととか映画のこと聞かれてもあんなに語れないよなぁ・・・ってくらい。

日本の美術館もああやっていろいろ絵について語って聞かせてくれたらいいのにな。

なんか日本で絵見に行くと「シーン」としてるもんね。

もっといろいろ語ってるの聞きたいし、それが見にきてる人のウンチクでもいいのにな。

上映時間が3時間超えるんだけど、非常に見応えのある映画でした。

トレーラー

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